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おとなのおとぎばなし

CATEGORY PAGE: ・小さな恋のメロディ【完結】

小さな恋のメロディ #1

あの女を好きになったキッカケなんてわからない。ただ、司の唯一の女類のことをソウルメイトと言わしめる女あきらが妹のようにかわいがってる女このすべてに該当している「牧野つくし」という女に興味がないわけではない。いやむしろ違う意味で興味がある。司が高校卒業を目前にしてNYに行き遠距離恋愛になってしまった司と牧野。この二人なら、遠距離の壁なんてものともしないのかもしれないと思っていたが、お互い離れてる距離...

小さな恋のメロディ #2

類とあきらは大学に入ると少しずつだが家業の手伝いを学業の合間に入れられるようになっていた。特に夏休みなどのような長期の休みの時は海外に行かされてることが多く、牧野の様子を伺いに来ることが出来ないでいるので、よく俺のところに連絡が入る。なので、昔よりも牧野との接点が多くなっていったんだ。牧野は俺によく余計なことを言ってくる。「いつも女の子とあそんでばっかりいるけど、ちゃんと自分を見てくれる人はいるん...

小さな恋のメロディ #3

家元も家元夫人も、俺が時々牧野に茶の稽古をつけてることを知っていた。茶を教え始めた時は、まだ司と牧野は付き合っていたので、両親には、道明寺の付き合ってる女性で、将来のために行儀見習いなどを教えてほしいと言われていると紹介していた。普段は家に女をあげるのをよしとしない両親が、俺がそういって牧野を稽古のために邸に呼ぶことを認めてくれていた。後で聞いたところによると、牧野は邸にいる内弟子にも、使用人にも...

小さな恋のメロディ #4

なんだ?この邸でこんなに笑い声が聞こえるなんて、初めての事じゃないのか?そんなことを思いながら、牧野を休ませた部屋の襖をあけると「あっ。西門さんおかりなさ~い」布団から起き上がった牧野が笑顔で俺に話しかける。「あぁ。ただいま。っーかお前は倒れたんだろ~がっ。騒いでないでおとなしく寝てろっ」と俺が小言を言い、牧野の頭を小突いて布団を上からかぶせる。その場にいて俺たちのやり取りを聞いていた人達が笑いだ...

小さな恋のメロディ #5

牧野は体調が戻っても、いま遅くまでやってるバイトを辞めるまで、西門家の客間に滞在させられることになった。目が覚めて元気になったから、すぐにでも家に帰ろうとした牧野を止め置いたのは家元夫人。同じ量のバイトでまた過労で倒れたら大変だという家元夫人にありがたい話ですが提示してくれる西門の家のバイトは割がよすです。・・・と断る牧野。牧野が今やっているバイトの詳細を聞いたところ、月曜、水曜、金曜日には各1件...