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おとなのおとぎばなし

CATEGORY PAGE: ・虹色の恋-LoveStory【完結】

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虹色の恋-LoveStory #01

-1-俺はあの夜から、時々同じ夢ばかりを見る「総・・・。好きだったの・・・ずっと」俺を呼びながら綺麗に笑ったその女は白いドレスを着ていたそのまま俺に手を差し伸べると俺が好きだったと告げてくる俺は目の前の牧野に手を伸ばす「・・・牧野。俺も、俺もお前が・・・」そういって差し伸べてくれた手に手を伸ばそうとするとそこで目が覚める。総二郎には、大学卒業後旧宮家の女性との縁談が決まっていた。話だけは薄々聞いて...

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虹色の恋-LoveStory #02

-2-それから数年。まだ牧野がどこにいるか見つからないまま俺の中の日々は何も感じないまま過ぎて行った。牧野がいなくなってからの俺は、牧野が言った言葉の意味を思い出し、カッコ悪くも家が持ってきた縁談に抵抗をしてみたりもしたのだが、俺一人のちっぽけな力ではそんなことも叶わなかった。お互いの家同士で話はまとまっていく。俺達当人が口を挟む隙さえ無かった。俺は西門という、巨大で抗えない大きなもののために、中...

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虹色の恋-LoveStory #03

-3-「牧野さ~ん」仕事先の後輩が呼んでいる。「美香ちゃん?どおしたの?」向かいの机で何やらブツブツ言いながらいろいろな写真を紙に載せてる美香ちゃんの方を振り向くと・・・「これ?ここでいいですか?」そんな風に聞いてくる。桜子みたいな綺麗な顔で、無邪気に笑う美香ちゃん可愛いなぁとほほえましく見ていると「そうそう牧野さん。編集長が、私に1つ担当を持たせてくれるそうなんですけど、その挨拶に行かなければなら...

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虹色の恋-LoveStory #04

-4- Takayuki3年ぶりに日本に帰ってきた。気持ちを吹っ切れたわけじゃないが、そろそろ仕事を再開しようと思い前に住んでいた部屋の近くに、部屋を探していた俺は、いま仮住まいをしているホテルに戻る途中にある定食屋へフラッと立ち寄った時にそこでバイトをしていたつくしと出会った。つくしは、いつもいつもどんなお客さんにも笑顔を絶やさない女性だった。その笑顔に貴之は亡くなった大切な人の面影を重ねた。何度か通うよ...

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虹色の恋-LoveStory #05

-5-「編集長。それは直接貴之本人と話したらいいじゃないですか。貴之とは大学時代の先輩後輩なんですよね?それより・・・美香ちゃんの取材の件ですが、初めて取材を持たせるものの挨拶には編集長が担当と一緒に行くことになってますよね?なぜ今回は私なんですか?」私が少し納得いかないというのを伝えると「そりゃ~。牧野がやり手だからさ」煙草をくわえながら、苦笑いでそんな事をいってくる編集長。私は呆れながら、「編...