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おとなのおとぎばなし

ARCHIVE PAGE: 2016年10月

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家族改造計画 6章-1

映見が牧野と会っていろいろと話したと聞いた時、俺はその話を聞きながらも、牧野と園田の様子が気になっていた。牧野は園田をどう思っているのかはわからない。だが、園田の方は明らかに牧野を好きなのが分かる。園田は明らかに言葉にしているし、牧野の視界に入るようにいろいろと誘いをかけていたりしていた。あの園田のアプローチにいつか牧野が堕ちるかもしれない。そうなったら俺は、牧野と園田を祝福してやることができるの...

家族改造計画 5章-13

映見が西門の邸に久しぶりに顔を出した。使用人に案内されるでもなく、映見は俺の部屋までまっすぐにやってくる。コンコンというノックの音に続いて、ガチャとドアが開きそこから映見が顔を出す。「総二郎」映見の言葉に俺が映見の方を向くと、映見は笑顔をみせながら部屋に入ってくる。「総二郎。久しぶりに来たけど、この部屋相変わらず何にもないわね」そういって映見と兄貴あとはおそらく更くらいだろう俺の部屋の俺の向かいに...

恋 始めよう

ビー玉色の淡い初恋をして、ジェットコースターのような恋をした__そしてあたしは今___身が焦がれて焼けそうなほどな恋に落ちている。喉から心臓が出ちゃうんじゃないかと思う程に惚れている。全てを隠して戯けて話す度に、あたしの心にはピチャン  ピチャンと黒い悲しみが増えていく。西門さんが好き。 そんな風に思ったのはいつだったろう?去年?一昨年?それとも……もっと前?いつの間にかスゥーッとこの人は、あたしの...

家族改造計画 5章-12

映見さんのはなしをきいて、幼い頃からの知り合いなのはわかったけれど、周りの話を総合すると西門さんの結婚相手に一番近い立場の人なんだと気づく。でも、この人はずっと西門さんのお兄さんが好きなわけで・・・そんなときに園田さんに西門さんが好きなんだろうと言われたことを思い出す。・・・好き・・・なのかな?そんなことを思いながらも、友達のままの方が近くにいられると、そのおもいばかりがあたまをよぎっていた。映見...

姫が生まれた日(類くん誕生日SS、後日談)

今日は、由梨の満一歳の誕生日だと云うのに、親父の名代で、面倒でしかない会合とやらに出席。 酒宴になだれ込みそうな処を営業スマイルでスマートにかわして、 只今、帰りの車の中。 しかし、何だってギックリ腰なんかになるかね? 謀った様に、ギックリ腰ってか? そもそも、今日はオフだろっ! 大事な大事な我が家のお姫さまの誕生日だぞ? ……………イヤな予感しかしねぇ……。 まるっと一年前、可愛い可愛い由梨が生まれた日、 思い...

いくつもの時を過ぎても 【後編】

一番欲しかったものを手に入れて、俺は今まで以上に仕事に励んでいた。結婚して初めの頃は、よく縁側に腰掛けて外を眺めているつくしに、苦い表情をする人も多かったが、つくしの良さが理解されるようになってからは、それに関して何も言う人はいなくなった。結婚してからの俺は、前にも増して出張で支部や視察に行かされることがおおかった。前なら、あの息苦しい邸に居たくなくて、一晩出張先で泊って帰ることが多かったが、今は...

いくつもの時を過ぎても 【前編】

それはまだ私達が付きあっていた時だった。公園のベンチで2人で座って桜吹雪を見ていた。「ねぇ・・・総。来年も私達この桜を一緒に見られるかなぁ?」そんな事をつぶやいていた。でも、私の隣で手を繋ぎながら、私の大好きな人は私の方にもたれかかってウトウトしていた。昨日も急に仕事を入れられてしまっていた。本当は昨日は家での仕事だけだったはずだったのに、急遽出かけなければならなくなってしまったのだった。それでも...

家族改造計画 5章-11

祥一郎さんが家を出ると、西門流の次期家元は総二郎にすると理事会で発表され、それからの総二郎は、私と遊んでいる暇なんてなくなっていた。学校から帰ってくると、重鎮たちの前で何度も茶をたてされられ、酷評を受けていた。それをただただ頭を下げながら静かに聞いている総二郎を見て、祥一郎さんはこの重圧に耐えられなかったのだろうか?などと思って総二郎の様子を見ていたのだった。それで総二郎は日に日に重鎮たちを納得さ...

家族改造計画 5章-10

総二郎が後援会長の立花と会って数日が経過していた。つくしはいつも通り資料館での仕事をしていた。今日は、家元夫人が着付けを教えてくれる日だった。家元夫人がわざわざ足を運んで教えてくれている。いつものつくしなら、そのことをわかってこの貴重な時間できちんと学ぼうと思うのだが、今日のつくしは、園田さんのところで村瀬佐絵子から言われたひとことや、後援会長の立花から言われたひとことがグルグルと頭から離れずにい...

家族改造計画 5章-9

立花さんから指定されたのはメープルホテルだった。そのメープルホテルに向かうまでの間に、試写会が行われたホテルの出口でメディアの取材が総二郎と映見に声をかけてくる。「西門さん。彼女を連れでこの試写会にお見えになるという事は、お披露目の日が近いのでしょうか?」「西門流から正式にコメントが出ておりませんが、今回ここに一緒にお見えになったという事で・・・」「お相手の方はどちらのご令嬢でしょうか?」そう言っ...