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in ・類×つくし(イベント用作品)

Guilty 【前編】

-12 COMMENT
俺がフランスで働き始めて2年程したころ、牧野と司が婚約までこぎ着けたという話を聞いた。
やっと落ち着いたんだ。あの二人・・・。

そんな事を思う。

4年で迎えに来るという約束が果たせずにいたから、もしかしたら
二人はうまくいかないのかもしれないと思ったりもしていたこともあった。
だが俺は二人が婚約までこぎつけたと聞いて、これで気持ちに区切りがつくと思った。

まっすぐな瞳をして、毎日をひたむきに生きている女性
その女性を自然と目で追うようになったのはいつの事からか・・・。

不器用だけれど、ただまっすぐに牧野を思っている司。
あの二人の恋の行方を俺だけでなく、総二郎もあきらも心配していた。

その二人が、婚約までこぎつけたならもう安心だろう、淡い恋心を抱いていた気持に蓋をする。

その後は花沢の家に届く見合いの中かから何人かと会った。
でもどの女性も自己顕示欲だけが強くて、興味を引く女性なんているわけがなかった。

だが親からもこの中の誰かと結婚をしろと最後通告を突きつけられていたので
その中の一人の女性、松下亜沙子と結婚することになった。

そして俺と亜沙子が結婚して3年ほどたったころ、
婚約までこぎつけた牧野と司が別れたと風のうわさに聞いた。

その知らせはあきらからもたらされた。
俺はその話を聞いた時に
「なんでだよ。やっと認められたじゃないか」
そんな事を思った。

俺はソウルメイトしてすぐに牧野の傍に飛んで行ってやりたい気持ちだったが
その牧野の行方を知っている者が誰もいなかった。

総二郎のところにもあきらのところにも三条のところにも連絡が来ていないとのことだった。
俺達は心配しながらも牧野が落ち着いたら連絡をよこしてくるだろうと思っていた。


久しぶりに牧野と再会したのは亜沙子の親の主催するパーティだった。

亜沙子の両親の古い友人の息子だという人が、綺麗な黒髪の小柄な女性をエスコートしていた。

亜沙子と一緒にあいさつ回りをしていると、その小柄な女性が目に入る。
あれは・・・牧野?
なぜ牧野がこんなところに?

そう思いながらも隣で俺の腕に自分の腕を絡めている亜沙子の機嫌を損ねないように、
招待客に笑顔を振りまきながら牧野と牧野の連れのいる場所に近づく。

その集団に近づくと亜沙子は「祐介君?」と声をかけていた。
亜沙子の知り合いか?
そこで俺は、牧野をエスコートしてる男が高木コーポレションの跡取りの高木祐介だと知る。

最近いろいろな業界に手を広げている高木の跡取りか・・・。
そんな事が頭をよぎりながら、高木に挨拶をする。

高木は嬉しそうに、
「この間やっとプロポーズを受けてくれたんですよ」
そう言って牧野を紹介してくれた。

「牧野・・・久しぶり・・・」
と声をかけようとした俺の言葉を遮って
「初めまして、花沢の次期社長と奥様ですよね?よろしくお願いします」
そう言って頭を下げる。

「祐介君・・・牧野さんはどちらのお家の方ですの?」
「亜沙子さん。つくしはねぇ。普通の家のお嬢さんだよ。だけどね・・・」
などと亜沙子に牧野の紹介をしている高木を俺は何とはなしに見ていた。

そのパーティの後からチョコチョコと、牧野は亜沙子に呼び出されていた。
亜沙子は俺に
「祐介君の奥様になる人は社交界に詳しくないみたいだから色々と教えて差し上げようかと思って」
そんな事をいっては高木と牧野を邸に迎えている。

それがしばらく続き、高木と牧野が正式に籍を入れた。

家族ぐるみでの付き合いになっていた、
おれも牧野に声をかける回数が増え、牧野とはお互いパートナーを持つものとして、
お互いの近況などを語り合う状態になっていた。

「牧野。無理するなよ。何かあったらいつでも連絡して」
「花沢類。・・・無理なんてしてないよ~」
「俺は牧野のソウルメイトだからね。何かに思いつめてる事は分かってるよ」
そんな事を話しながらも牧野は高木に望まれて結婚し、
亜沙子のところにもよく遊びに来る仲のいい夫婦だった。

その関係が変わったのは、いつの頃からだったのだろう。


いつもの様に邸に遊びに来ていた高木と牧野を迎えた亜沙子が、

「祐介君。ちょっといいかな?相談したいことがあるんだ。」
申し訳なさそうにそういう亜沙子に
「亜沙子さんどうしたんです?旦那さんの事ですか?」
そう言いながらも席を立つ高木。

別室に行ってしまった二人を残しつくしくは、花沢家で出されるおいしいお茶やお茶菓子
そして飾られてる花など使用人と話が盛り上がっていた。

亜沙子が花沢の女主人として君臨しているので、使用人たちはハッキリ言葉には出さないが、
学生時代類に連れられよく邸に遊びに来ていたつくしが使用人たちは大好きだった。

旦那と花沢邸によく遊びに来るようになったつくしに使用人たちは色々と声をかけ笑顔でむかえていた。

この後つくしの身に何か起きるのかしら・・・?
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- 12 Comments

miumiu :『姫』  

りおりおサマ

あれ?いつ読まれたんだろう(爆笑)

とか思って焦りました。
明日の後編をお楽しみくださいませ。

2016/08/20 (Sat) 20:29 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/20 (Sat) 15:41 | EDIT | REPLY |   

miumiu :『姫』  

オダワラアキ様

ダブル不倫ではないです(キリッ)

私にとっての王子さまである類くんに不倫はさせられないですもの

類くんのカッコよさを出そうとしたのに・・・
へっぽこにしかなってない気がする(笑)

2016/08/20 (Sat) 10:23 | EDIT | REPLY |   

miumiu :『姫』  

asuhana様

ココが類の頼りになるところと男っぷりをみせるところよ
(つくしちゃん限定のね)

2016/08/20 (Sat) 10:21 | EDIT | REPLY |   

miumiu :『姫』  

みかんさま

(´∀`*)ウフフよこしまな妄想・・・しちゃいました?

類くん。最後通告を突きつけられたので仕方なく結婚してしまいました。
つくしちゃんは、心がボロボロになった時にそばで支えてくれた男性と結婚するんですが
・・・つくしちゃんは、そこそこ結婚後も女性として幸せだったと思います。

ですが亜沙子さんは、類くんと結婚できても女性としては幸せじゃなかったのかな?

邪な妄想通りだと思うのですが、
類くんは王子様なので、類くんに不倫なんてさせられませ~ん

2016/08/20 (Sat) 10:20 | EDIT | REPLY |   

miumiu :『姫』  

Gipskräuterサマ

亜沙子お嬢様・・・

類くんと結婚できたけど、満たされてないのかしらねぇ

多分、消えた二人・・・は想像通りだと思いますよ。
明日をお楽しみに
(ってこんなへっぽこを?(笑))

2016/08/20 (Sat) 10:15 | EDIT | REPLY |   

miumiu :『姫』  

こ茶子サマ

コメントありがとうございます。

続きを切るのが上手いと自負している私です(しなくていい(笑))

つくしちゃん現実を突きつけられてしまいます。
私なかではいつまでも類くんは王子様なので、道に外れたことはさせられません(笑)

2016/08/20 (Sat) 10:13 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/20 (Sat) 07:04 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/20 (Sat) 06:34 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/20 (Sat) 00:47 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/20 (Sat) 00:36 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/20 (Sat) 00:18 | EDIT | REPLY |   

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