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in ・虹色の恋-LoveStory【完結】

虹色の恋-LoveStory #170

-2 COMMENT
「留学の期間が終わって日本に戻ってきて無事に卒業出来た私は、
公晴さんを亡くした悲しい気持ちを知られて親に心配はかけまいと思って生活していたわ
そんな時に総二郎さんとのお見合いの話がきたの。

総二郎さんの目を見て、何かをあきらめられてない人だと思ったわ。私と同じ瞳をしている人だと・・・
だから私の事も色々詮索されることはないだろうと思ったの。

自分で未来を切り拓く・・・そんな公晴さんみたいな生活は私にはできないって・・・。
そう思いながら毎日を送っていたら、西門の家との婚約の話がどんどん進んで行ったわ。

もうこのままでもいいかと毎日を送っていたのよ。
だから結婚の話が進まなくてもなんとも思わなかった。

でもね総二郎さんが、牧野さんと偶然再会したあとから、私の中にあの時の気持ちが戻って来たの。
なぜだかわかりますか?」

そう聞かれた俺は、
「もしかして・・・牧野・・・ですか?」
それだけ言うとニッコリと笑顔になって
「そうですわ。牧野さんのあのまっすぐさ、自分で運命を未来を切り拓いていくところ、
総二郎さんの子供なのに総二郎さんを頼らずに生きているところ、
牧野さんと接する機会が多くなると、私は公晴さんの傍にいた時の気持ちが戻ってきたの。
それに、そんな人に惹かれてる総二郎さんが私の方を絶対に見るわけはないでしょう?

私たちはね、似てるんですわ。総二郎さん
だから同じようなタイプの人に惹かれるのよ。
総二郎さんの心の傷をいやしてあげたいと思ったこともあったわ。
でもね、私が人に心の中に入られるのを嫌がるんですもの、総二郎さんもいやでしょう」
そう言って笑顔で俺を見る。

そうか、玲子さんだったから俺は3年牧野を思いながらなんとかやってこれたんだな

玲子さんが海外に行くと家元が言っていたのを玲子さんに聞いてみる。
「玲子さんは、海外に行くと言ってるそうですね。家元から聞きました。」
俺がそう尋ねると、
「えぇ。牧野さんと接する機会が多くった時に、私に何かやり残して後悔している事がないかと思った時に、
公晴さんが向こうの地から親父のために何かできることがあると言ってたのを思いだしましたの。
遺志を継ぐなんておこがましいですけど、竹田の財力を使って財団を立ち上げようと思いますわ。

ちょうど3ヶ月ほど前に、公晴さんのお父様からも、私のところに連絡がきました。
「息子が生前懇意にしていた日本人の女性だと日記に書かれていました。
私のために何かをしたいと言ってくれてたと聞きまして、私も玲子さんの立ち上げる財団に協力させていただきたいのです。」
そう言ってくださいましたわ。

だから向こうの子達が学校に通えるように、民間で学校を作ろうかと思ってます」
そう言った玲子さんの笑顔は今まで俺が見てきた儚そうな笑顔ではなく
今までで一番輝いている笑顔だった。


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- 2 Comments

miumiu :『姫』  

マノン様

コメントありがとうございます。

お互い似てるからこそ・・・踏み越えないようにしていたんでしょうね。
確かに、なんでこんなに長い時間離れてたんだろうと思いますが、
二人にとって必要な時間だったのでしょうね。

哀しい思いを乗り越えた玲子さんには、幸せが来るはずです


2016/08/19 (Fri) 23:18 | EDIT | REPLY |   

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2016/08/19 (Fri) 10:44 | EDIT | REPLY |   

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