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in ・家族改造計画

家族改造計画 1章-1

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道明寺と付き合っていた私だったけれど、道明寺は海外にいる事に加え仕事が忙しくて殆ど会う事が出来ずにいた。
まぁ、あの魔女が私たちの事を反対してるからっていうのもあるのだけれど・・・

何かに打ち込んでいないとマイナスなことばかり考えてしまいそうになってしまっている。
そんな私の様子を気にかけてくれていた西門さんが空いてる時間に私にお茶を教えてくれるという。

西門さんもなんだかんだと忙しいから別に私のためにわざわざ教える時間を作ってくれなくても大丈夫なのに・・・
「え~別にそんなに気を使ってくれなくていいよ。西門さんだって忙しいでしょ?」
そういって断ったのだが、西門さんは

「お前、将来道明寺に嫁ぐんだろ?って事はお茶くらいできねーと困ることになるぜ
あの家は外国からの客もたくさん来るし、日本の文化をみたいとか言われることも多いからな」
と言ってお邸に帰る西門さんの車に一緒に乗せられてしまった。



牧野は司の不器用な思いを受け止め、遠距離恋愛をしていた。

そして将来に道明寺に嫁ぐだろう牧野に対して
俺達は仲間として、友人としていろいろと助けられることをしていた。

あきらはダンスとマナー。類は語学、俺は茶と作法といったように上流階級に嫁ぐためには、必要な教養を身に着けるために俺達はそれぞれに必要なことを教えていた。


そして牧野に茶を習わせるために一度邸に連れていった。
その時、牧野の様子がいつもと違うことに気付く。

なんかあったのか?
まぁ司とは遠距離だからいろいろあるだろうよ。
あのお袋さんも一筋縄じゃ行かない人だろうしな。

そんな事を思っていると車が邸に到着した。
車を降りると俺は黙って玄関へ向かう。

そこにはいつも俺の帰りを出迎えてくれるものがいる。
その光景は俺が子供の頃から変わらない。
両親は忙しくしているので、いつも出迎えは使用人頭の近藤さんだった。

「総二郎さん。お帰りなさいませ」
俺は無言で近藤さんの前を通り過ぎる。
牧野は俺の様子を窺いながら出迎えに出ている使用人全員に丁寧に頭を下げている。
「こんにちは」
「お忙しいのにお出迎えなんて大変ですね。」
そんな事をいってるのが俺の耳に入る。


「牧野?何やってる?早く来い」
俺がそういうと、牧野は俺に向かって
「ちょっと、西門さん。なんで出迎えてくれる人に挨拶しないの?」
そんな風にやかましく捲し立ててくる。

「あのねぇ。挨拶は基本でしょ?お茶立ててる時だけ挨拶できればいいわけじゃないのよ。
普段から挨拶はするの。西門さんを出迎えてくれてるんだから返事くらいしなくっちゃ駄目でしょ?」

牧野が俺の隣でぎゃんぎゃんとうるさく言ってくるのを聞きながら、
「俺は出迎えてほしいなんて頼んでねーし、それがあの人達の仕事だろ?」
黙らせようと思ってそう言うと牧野が
「仕事って、あの人達にお給料を払っているのは西門さんのご両親であって西門さんじゃないでしょう?」
「あぁ、うるせ~な。」
「うるさいじゃないよ~。やってもらったことにお礼を言うのは基本じゃないの」
俺がうるせ~と言っても牧野は引かないので
「あ~。はいはい」
と言って聞き流す。

前はよく知りもしねーくせに知ったようなことを言うなよっておもったりもしたが、
コイツと話してると、俺と本気で接してくれているし、
俺の事を両親に愛されてなくて可哀相だという目で見るわけでもなくただ
「ふ~ん。そうなんだ。西門さんみたいなおうちも大変だね。」
とだけ言ってくるからなのか
コイツなら別に心の中まで入られても嫌だとは思わなくなっていた。


牧野と邸の廊下を歩いていると、向かいから家元夫人の秘書とすれ違う。
すれ違いざまに俺が声をかける。

「吉澤さん。家元夫人にすこしお時間をとっていただくことは可能でしょうか?」
そういうと吉澤さんが歩みを止め、俺の方をジッと見ている。

まぁ俺が家元夫人の予定を聞くなんて、しかも時間を作ってほしいなんて言うのも珍しいからな。
驚いているんだろう。

そんな事を思いながら次の言葉を待っていると、吉澤さんは手帳を開き予定を確認している。
「総二郎さん。家元夫人でしたら7時まででしたら本日はい空いておりますよ」
そんな答えが返ってくる。

7時までか、相変わらず忙しくしてるみたいだな。
まぁ、昔から息子である俺や弟ともゆっくり話す時間もないくらい不在にしていたからな。

そんな事をも思いながら家元夫人の書斎へ急ぐのだった。




さてさてたいぶお待たせしましたが、『家族改造計画』をお送りします。

あまりストックがないのでチョコチョコの更新になると思いますが
お楽しみいただければと思います。

なるべく更新できなくてお休みという事がないように、
更新していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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