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in ・家族改造計画

家族改造計画 2章-4

-2 COMMENT
茶会が終わり、いつも通りの日常に戻る。

つくしは習いたての自分が、日本最大流派の茶会に裏方とはいえ参加できたことがつくしにとって初めての経験だらけで驚きの連続であり、自身としてとてもいい経験をさせてもらえた。

色々な質問を海外の人からされたり、実際に海外で教えている方などから受けたりすることもあるので、経験しないと説明できないと思っていたので、そんな時に茶会への参加の申し出はありがたかった。


つくしが資料館でのバイトのため事務所で海外向けのページの資料の作成をしていると、
休憩に入っていたはずの職員の人達がザワついているのがつくしの耳にも聞こえてくる。
「・・・ホント?初めてじゃない」
「5年位働かせてもらってるけど、初めてよ」
「きゃあ。初めて身近でお会いしたわ」
「ほんとお綺麗ねぇ」
などと騒いでいる。

区切りいい所まで入力作業を行っているつくしに、職員の一人が
「つくしちゃん。つくしちゃん。大変よ」
そういってパタパタと駆けてくる

つくしは手を止めて
「どうなさったんですか?」
そう尋ねると
「家元夫人がお見えになってるのよ」

そう聞いて思わずつくしは身を固くする。

道明寺社長と一緒に顔を出して下さった家元夫人とあっていらい、まともにお顔を合わせていなかった。
この間の茶会の時も裏方でお手伝いをする私達ひとりひとりとはお話をされる時間はなかったから、
私がいた事にも気がつかれているか・・・。


そんな事を思いながらも、職員の人に連れられて、仕事の手を止めてみんなが家元夫人に挨拶をする。


笑顔で一人一人を見ていた家元夫人に、私がどう挨拶をしたらいいのか考えていると、
館長が家元夫人と私の間に入ってくる
「彼女が4月から正規採用で働いてもらう予定でいる牧野さんです」
「・・・そうですか」
他の人にたいしてと同じように笑顔をみせてくださる家元夫人に
「牧野つくしです」
そう言って頭を下げる。
その様子を見て家元夫人が
「とても優秀なんですってね。よろしくお願いしますわね」
それだけ言うと館長を一緒に会議室に入っていく


家元夫人と館長が会議室に入っていくと
「あー緊張したわぁ」
「優しそうな方でよかったわね」
「ほんと。怖い人ならどうしようかと思ったわ」
そんな事を口にしている。


そんな職員の人たちの話を聞きながら、先ほどまでの作業の続きにもどって入力作業をしていた。
夢中になってやっていたため、部屋に人がいたことに気がつかなかった。

入力作業がおわってパソコンから顔を話し、辞書を棚に戻そうと立ち上がると、
そこには作業の様子を静かに見つめていた家元夫人がいた。
「・・・あっ、いらしてたんですね。気がつかずに申し訳ございません」
そういって給湯室にお茶を入れに行こうとすると
「よろしいのよ。お気になさらないで」
そういってくださる。

「牧野さんがお仕事をされている様子を一度見てみたかったんですの」
そう言って笑顔になる家元夫人

私は家元夫人に笑顔を向けると、
仕事に戻るためにパソコンに顔を向けて、入力の間違いがないかなどの確認をしていると


家元夫人が
「牧野さん。この間はお世話になりましたね」
そう言った家元夫人に
「えっ?何の事でしょう?」
と思わず聞いてしまっていた。


家元夫人に直接お礼を言われる何かをした覚えなんて全くなかったから・・・
私が何も言えずにいると
「茶会のお手伝いに来てくださっていましたよね。」
気がついてくださっていたことに少しうれしくなる。
「えっ、お手伝いに行っていたのをご存じだったんですか?」
恥ずかしくなってそんな風に聞いてしまう。

そう聞いてきた私に、さっきみんなと会った時にはみせない自然な笑顔をみせると
「えぇ。だって、女性のお客様を注意されていたでしょう?」
それだけ言って私の反応を待っていた。

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- 2 Comments

miumiu:『姫』  

マノンさま

総ちゃんが気がついたときには家元夫人とつくしちゃんは大分仲良くなってる。
・・・という展開がいいなぁ。
とそこを目指してかいております。

2016/09/07 (Wed) 12:41 | EDIT | REPLY |   

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2016/09/06 (Tue) 11:55 | EDIT | REPLY |   

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