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in ・家族改造計画

家族改造計画 1章-5

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道明寺社長の言葉に、私は身じろぎできずにいた。
どれだけの時間そうしていたのだろう?

電気もつけずにその場から動けずにいると、西門さんが帰って来た。
稽古が来週になったのだから、顔を出す必要はないはずなのに、
お稽古をで使うはずだった部屋に顔を出す

「うわっ!!誰も居ねーとおもった。お前電気くらいつけろよ」
真っ暗な部屋で、身じろぎせずにそこにいるつくしにおどろいてそう言いながら電気をつけてくれる。

そこで総二郎はハッとした表情をした。
そこには涙を拭かずに泣きじゃくった表情のつくしがいたからだった。

「・・・牧野。来週の稽古向けて練習でもしてたのか?俺を待たずに帰ってもよかったのに」
そう声をかけるが、何の返事もしない。
部屋の片づけがすんでいることを確認するとつくしと向き合った総二郎は、
つくしに声をかける
「・・・どうした?俺のいない間に何かあったのか?ウチの人間に何か言われたか?」
総二郎が立ち上がろうとすると、つくしが総二郎の袖をつかんで首を横に振る。

「・・・ちがっ、違うよ。西門さ・・・」
それだけ言うとまた泣き始める牧野。
そんな牧野をみたくなくて自分の胸に抱き寄せる。
「・・・何があったか、落ち着いたらちゃんと話せ」
そういうと総二郎は優しく背中をさすっていた。

**********************************
嘘だと思いたかった。
道明寺に婚約者なんて・・・。
道明寺が私以外の人と結婚するなんて・・・。

だけど、あの道明寺社長は、冗談でそういう事をいう人ではないからこそ、その話が本当なんだと思わされる。
道明寺社長が出ていったとすぐに道明寺に電話を入れてみるが、
繋がらない。
いつもは折り返しかけてくれるのも
半年くらい前からは折り返しかけくれることもなくなった。

私もいまの日本の環境になじむのが精一杯でそこを気にしてこなかった。
でも・・・まさか・・・
その頃から、その話は出ていたのだろうか?
だったら私に話してくれればいいのにと思いながらも、
私にはとことん優しい道明寺が、言えるわけもないよね。
そう思うと何を言っていいのか言葉が出てこずに、泣き続けるだけだった。

気がついた時には部屋が真っ暗になっていた。
でも考えることは、道明寺社長の言葉の事ばかり
何も考えられずにボーっとしていると

西門さんが帰って来たようだった
稽古をする予定だった部屋がきちんと片付けられているかを確認しに来たようだったけれど
真っ暗な中に泣きじゃくる私を見て、お邸の人から何か心無いことを言われたのかと思って
文句を言いに行こうとしていたようで立ち上がろうとしていたから、
西門さんにもお邸の人にも迷惑がかかってしまうと思ったから、慌てて西門さんの袖口を掴む
・・・だけど・・・うまく言葉が出てこない。
「・・・ちがっ、違うよ。西門さ・・・」
その言葉をやっとの思いだでした私に勘のいい人だから何かを感じ取ったのだろう
何かから守るように自分の胸の中にギュッと私を閉じ込めると
「・・・何があったか、落ち着いたらちゃんと話せ」
それだけ言うと、泣き止むまでずっと背中をさすってくれていた。



やっと泣き止んだ私に
「・・・で、俺が帰って来たら泣きじゃくってるなんて、俺がいない間に一体何があったんだ?」
そう聞いてくる。
西門さんは、どんなウソもごまかしも通用しなそうな射抜くような目で私を見てくる。
「あのね。・・・その・・・」
私が何から話していいのかわからずにいると、
「どんなことでもいいから話せ。話せばスッキリすることもあるだろ?」
そうゆうと頭をポンポンと撫でてくる。

「今日。お稽古がなくなったって聞いたから帰ろうとしていたらね、家元夫人と、道明寺社長がきたの」
家元夫人と道明寺社長と聞いて俺はいい話じゃないと直感する。

司のNYでの出来事を俺も聞いてないわけじゃない。
だけど、噂状態の話だったのもあったし、一番近くで司と牧野みていたから聞いて話が嘘だと思って牧野にも何も言わずにいた。

だが、あの話は本当なのか?司。
あの話が本当だとすると半年以上牧野をほったらかしてるという事か?

そんな事を思いながら、牧野の続ける話を聞く
「家元夫人がね西門さんにようにがあるみたいだったから、出かけててまだ戻ってませんって伝えたらね
道明寺社長が、私に西門さんに伝言してほしいって言われたの」
「なんて言われたんだ?」
そう尋ねる俺の声に棘があるのを感じながらも牧野の話を促すと、
目に涙をためながら
「来月、道明寺の婚約者が日本に来るって、結婚まで時間がないので、急だけどその人にお茶の稽古をつけてほしいって伝えてくれって・・・」
牧野はそういうと涙を流す。

あのおばさんは、とんでもない伝言を牧野にたのむんだ?
そう思うと全く連絡をよこしてこない司にも、司の母親にも怒りがわいてきたのだった。




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