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in ・家族改造計画

家族改造計画 3章-2

-2 COMMENT
おばさまと二人で、お茶を飲んでいると、
入り口の方からカランカランと音がする。
誰かお客さんがきたのだろう。

わたしたちがお茶をしてる場所には大きな観葉植物があって、入り口側の方からは見えにくくなっていた。
だけど、私達の方からはよく見るので家元夫人が私の向かいで息をのむ。

思わず私が後ろを振り返ると、そこには女性を連れた西門さんがいた。

私もおばさまも知らないふりをするのが一番だと思い、何事も無かったように声を潜めて話をしていると
西門さんと連れの女性が私達からよく見えるところに座ったのが見えた。


「・・・へぇ。総二郎もこうゆうお店にくるんだ。」
「まぁね。最近はこうゆう店が落ち着いて好きだけど・・・」
そういって笑顔をみせる総二郎に相手の女性が苦笑いをする。

「最近クラブにも顔出さないから、総二郎に本命の相手でも出来たのかな?なんて噂してる子もいるのよ」
「・・・へぇ・・・そう。」
「うん。いつもなら3日通い詰めれば総二郎に会えるけど、今は一週間通い詰めて運が良ければ会える感じだもんね。
・・・で、ホントのところはどうなの?噂通り本命の相手でも出来たの?」
そういって総二郎の向かいで笑顔をみせる。

そんな話をしているのが私たちの席まで聞こえてくる。
食事に来たというよりもお茶を飲みに来た感じなのだろう。
ココのコーヒーは凄くおいしいから・・・。

西門さんの席にはコーヒーが置かれ、相手の女性の席にはコーヒーとケーキがおかれていた。

これからあの女性をどこかへ出かけるのだろうか?
そんな事を思っていると二人の話声が再び聞こえてきた。


「最近俺も色々と忙しくてね。一応真面目に仕事してるんで・・・。」
「あら?前から仕事はしててもクラブには来てたじゃないの?」
「はははっ。仕事に集中してみるのも楽しいかと思ってね。」
そんな風に亜里沙の質問をはぐらかす。

「今まで付き合ってるタイプじゃない女に本気になったのかと思った。
・・・でも、総二郎が今までと違うタイプと本気で付き合えるわけないもんね」
女性がそう答えることに怒るでもなく笑顔をみせている西門さん

「亜里沙ちゃんはこの後どこ行きたい?行きたいとこに付き合うよ」
そういって窓の外を見る。

亜里沙と呼ばれた連れの女性はスマホの画面を確認すると、
「う~ん。もう少し総二郎といたいかなぁ」
そういって携帯に目を落とす。

それから二人の間に会話はなく、亜里沙の方は携帯をいじっていた。
その様子に気を悪くするでもなく笑顔の西門さんから私は目が離せなかった。

あの笑顔は、親しい人に見せる笑顔ではない。
なぜ?なぜ付き合ってる相手の前なのに、親しい人に見せるのとは違う笑顔をみせるのだろう?
そんな事を思っていると、

「亜里沙ちゃん。もうすぐなんじゃない?」
西門さんが声をかける。
「・・・えっ?何が?」
「喧嘩してる彼氏・・・そろそろココにくるんじゃないのかな?」
そう言われた亜里沙は、すごく驚いた表情を見せると
「・・・どうして?・・・」
といったまま総二郎を見ている。

そんな亜里沙の様子に、笑顔をみせるとテーブルにひじを着いた状態で手を口の前にもってきて、顎にその手を添えた総二郎は

「俺もさ、だてに人間相手の仕事してないよ。
亜里沙ちゃんと初めてバーで会ったあの日、亜里沙ちゃん彼氏と喧嘩しちゃったんでしょう?
それでむしゃくしゃしてた亜里沙ちゃんは、あの日偶然カウンターで飲んでた俺に声をかけてきたんでしょう?
それで二人で飲むことになったけど、亜里沙ちゃんはずっと携帯を気にしてたよね。

喧嘩したことを彼に謝ってほしくて・・・。
いつまでも謝りに来てくれないと、別の男と付き合っちゃうよってところでしょう?

その場にいた俺に声をかけてきて彼氏に見せつけて追いかけてほしかったんだろうけどさ・・・

我儘を言うのは女の子の特権かもしれないけど、ホントは彼氏と仲直りしたいのに、自分から言うとカッコ悪とか、思わないほうがいいよ。
女の子は素直な方が可愛いと思うしね。

彼氏が亜里沙ちゃんと俺の仲を勘ぐって、亜里沙ちゃんが悪い男に引っかからないかいつも近くで様子を見ていた事に亜里沙ちゃんは気がついていた?」

そういうと亜里沙の後ろに目線を移す総二郎。
そこには亜里沙の彼氏がいたのだった。


亜里沙の彼氏が、亜里沙に
「話をしよう」
といって外に出るのを見て総二郎はホッと小さくため息を吐く。


その様子をかたずをのんでみていたつくしは、総二郎と一緒に居た亜里沙が総二郎と付き合ってわけじゃなかったんだと・・・心の片隅でホッとしていたのだった。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*
女性を連れているのを目の当たりにしてしまったつくしちゃんですが・・・

自分の心の動きにまだ気がついていません。
まさかそんなわけないと思っているのでしょうかねぇ(笑)
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- 2 Comments

miumiu:『姫』  

えみりんさま

いつもありがとうございます。

そうそう。
女にあと腐れなさそうだから、
という事で、今回ダシにされました(笑)

自分達だけのお気に入りの場所に、他の異性とこられると嫌な気持ちになりますよね。

でも、総ちゃん側は後ろぐらい気持ちはなくて、自分達のお気に入りの場所で会う女性とはなにもあるわけないと思っているわけです。

つくしちゃんのこの気持ちは、みとめるのか?
頑なに違うと思うのか。


いままで家族らしくない二人を繋ぐ存在ですね。
二人は似てるから、つくしちゃんに惹かれるんでしょうね

2016/09/10 (Sat) 11:40 | EDIT | REPLY |   

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2016/09/10 (Sat) 08:09 | EDIT | REPLY |   

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