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in ・家族改造計画

家族改造計画 3章-3

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西門さんが女性を連れて、私とよく来るお店に現れた姿をみた時つくしはその姿にドキッとした。
その後、二人はどこかへ行くこともなく女性がお店を出て行ったことに、ホッとしたのだった。

いつもデートするような、モデルさんのような女の子をココに・・・
私と西門さんのお気に入りの場所に連れてこないで・・・
そんな事を心の中では思っているのに、
道明寺の事があってから、もとから恋という感覚が人よりも鈍感なつくしは、
総二郎が女性を連れてきたのを目の当たりにした時のその感覚が、恋だとは気づきもしていない。

兄を慕う妹の感覚の様なものだろうと、大学に行くようになってからできた友人などの話を総合してそんな風に感じていた。


その感覚が、恋だという事から目を背けているつくしは、女性が出て行ったあと、
店に残りコーヒーを口にしている総二郎から目が離せない。
総二郎は、女性と迎えに来た男性のやり取りを笑顔で見ていたが、
2人が店から出ていくと、おもむろにスマホを取り出し、どこかへ電話をかけていた。

・・・また、ここに誰か別の女性を呼び出すの?

そんな風に思いながら、総二郎の様子を見ていると、

ブーッ、ブーッ、ブーッと私のスマホが振動する。
つくしは目の前で振動している電話に思わずビクッとする。


・・・うそ?何でいいタイミングで電話が鳴るの?
そう思いながらスマホの着信を見ると・・・
今そこで誰かに電話をかけている様子の西門さんだった。

このお店は広いし、私とおばさまが座ってるところからは、西門さんが良く見えても
西門さんが座ってるところからは私達はよく見えないような席になっていた。

思わずいつもの癖で電話に出てしまった私は
「・・・はい」
思わず声を潜めて電話に出てしまう。

私は慌てて、席から離れ近くのお手洗いに駆け込んだ。
西門さんは窓の外を見ながら電話をしているので私の様子に気がつくはずもない。

「あぁ・・・牧野?お前今どこにいる?」
「えっ?いま?今は優紀とごはん食べてるよ。」
思わず口から出てしまっていた。

西門さんのいるお店にいます。あなたが女性といるのをみました。
なんて言えるわけもない。

優紀と一緒ってところを強調したことにも何も突っ込まず
「そっか、牧野が飯がまだなら一緒に飯でも食うかと思って電話したんだけどな。」
「・・・西門さんは・・・今・・・どこにいるの?」
「あぁ・・・いつもの店。」
「そうなんだ。・・・ゴメンね」
「お前が謝ることじゃねーじゃん。悪いな急に電話して。じゃ、優紀ちゃんによろしくな」
それだけ言うと電話が切れる。

つくしは小さくため息をついた。
思わず優紀と食事してるなんて言ってしまったけど・・・
いつもあんな綺麗な女性を連れて、周りの目を引く西門さんが、お稽古の後は私を食事に連れて行ってくれる。
その様子を少し想像してみたつくしは・・・なんて似合わないんだろう。
なんて事を考えながら駆け込んだお手洗いの鏡をじっと見つめていた。



****************************

道明寺さんが牧野さんでない女性の方と婚約したという話は色々な所から耳に入って来た。
その話からだいぶ経つし、牧野さんはどんな男性が好きなのか知りたいと思った。

あくまでも私の希望だけれど・・・牧野さんには西門の関係者と仲良くなってくれたらいいと思っていたから・・・
私が後援会のご婦人の方と食事に行くときに時々牧野さんを呼びだすことがあった。

その時の牧野さんの評価はとても良いものだった。
時にはそのご婦人方の一人から
「あら?総二郎くんか航三郎くんのお相手?」と聞かれることもあった。

お互いがどう思っているかをわからないのに無理にお勧めするのもよくないし、
牧野さんの話を聞いてる限り、総二郎さんのようなたくさんの女性と浮名を流すような人は
好きではないでしょうし・・・。

そんな事を思いながらも、まずは今お付き合いしてる人がいるのかを知りたいとおもって
「牧野さんには好きな人はいないの?」と聞いてみた。
答えは、そうゆう相手を作る位なら稽古事をしてる方が楽しいという。

好きな人・・・お付き合いをしてる人はいないようだと感じた私は牧野さんの話を聞きながら
総二郎さんとのことを目を輝かせて話す牧野さんから目が離せない。


・・・きっと、私の予感が正しければ・・・


そんな事を思った私は、
総二郎さんが女性を連れてお店に現れた時、私は牧野さんと一緒に居るところをみられたら・・・
牧野さんと時々こうやって食事に出かけていることを、総二郎さんには話していない。

固唾をのんで私は牧野さんと、総二郎さんの様子を見ていた。




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