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in ・家族改造計画

家族改造計画 3章-6

-2 COMMENT
牧野が園田の息子と知り合いだったのか?
二人の話している様子からそう思った俺は
「牧野。お前、園田さんと知り合いだったのか?」

俺が牧野にそういうと
「はい。先日。家元夫人と後援会幹部の方とご一緒に資料館へお見えになったんです」
「・・・えぇ。そこでこちらのお嬢さんとお会いしましてね。
牧野さんとおっしゃるんですか?」
俺に笑顔を向けながら牧野の名前をしっかりと確認している。

牧野は笑顔で
「はい。牧野つくしと申します」
そう言ってきれいな所作で頭を下げる。

「つくしさん・・・かわいらしいお名前ですね」
「ありがとうございます」
園田はとても優しそうな笑顔で牧野を見ていた。


とりあえずその場はそれで別れることになったが、牧野と別れ案内を続けていると
「・・・若宗匠。先ほどお会いした牧野さんはとてもかわいらしい女性ですね」
そんな事をいってくる。

「ありがとうございます。ウチの人間をそのように言っていただけたと知ったら、本人もとても喜ぶとおもいますよ」
「牧野さんは家元夫人のお弟子さんなのですか?」
「・・・いえ・・・違いますが。」
何でそんな事を聞くんだ?と俺がそう思っていると、
「・・・そうなんですか。家元夫人にお聞きすれば、牧野さんとお話をするお時間を作っていただけるかと思ったんですが・・・」
なんてことを言ってくる。

俺は嬉しそうに牧野の話をする園田の表情を確認しながら、
「・・・だいぶ牧野にご執心なんですね」
「・・・えぇ。私の周りにはいないタイプの女性ですし、挨拶がとてもきれいな方でしたので、
もう少しお話しできたら思ったんですよ」

そんな話をしながら、家元夫人と園田社長のいる場所へ戻ると
「お待たせしてしまいましたでしょうか?」
そんな風に言いながらも嬉しそうにしている園田の息子。


「大樹さん。総二郎さんに色々と案内していただけたかしら?」
家元夫人が笑顔でそう声をかけると
「えぇ。先日お会いしたお嬢さんにもお会いできました。
彼女、牧野さんは今日の茶会にいらしてたんですね。」
そう言った園田の息子に

「あの日以来、大樹は、あの時のお嬢さんにもう一度お会いしたいとずっと言っておったんですよ。」
そういう園田社長。

家元夫人が笑顔になると、
「彼女はウチのスタッフですの。あの若さで彼女は茶を嗜んでますので、
こういった席にはお手伝いに呼んでおりますのよ」
「そうなんですか?家元夫人のお弟子さんではないのですよね?」
「・・・えぇ。私は直接生徒を持つことがないのですのよ」
そんな話をして3人で盛り上がっている。

俺は笑顔を貼り付けたまま話を聞いていると、
スタッフの一人が俺達のところにかけてきた。

「若宗匠、大変です。本日半東を務める予定の藤沢さんが、途中の事故渋滞で間に合いそうにないという事です」
俺はそれを聞いて焦った。

いつも俺が茶会で茶をたてるときは、藤沢さんが半東をしてくれていた。

スタッフのその話を聞いていた家元夫人が
「藤沢さんが間に合わないのですか?困りましたね・・・。
若宗匠にはお茶をたてていただく予定でしたので半東がいないと困るんですけどねぇ・・・」

そう言いながら、裏方の準備を終えた間島さんたちが、心配そうにこちらを見ていた。

家元夫人は、スタッフと手伝いのものすべてに目をやり
「そうだわ。牧野さん。あなた総二郎さんの半東をしてくださらない?」
「・・・えぇっ。私がですが?
若宗匠の半東なんてそんな重要な役目なんて務まりません」

驚いてそういう牧野に家元夫人は
「普段から、総二郎さんにお茶を習ってますでしょう?
総二郎さんの手順を一番わかってるのはこの中では牧野さんだけですわ」

そういって家元夫人が牧野を説得している
「・・・でも。私はまだ、半東なんて務まるほどの・・・」

まだ半東なんて務まる実力なんてありません。
そう言おうとする牧野の言葉を俺が制する。

「・・・牧野。お前なら大丈夫だ、俺が教えてるんだから絶対にできる。
だから・・・頼むよ。お前にしか頼めないんだ」

俺がそういったことに対して牧野がどう返事をするのかを
その場にいた全員が固唾をのんで見守る。

牧野は困ったようにジーっと俺を見てくる。
俺が牧野の視線をしっかりと受け止めながら小さく頷くと、ようやく牧野は
「わかりました。急遽なので作法もろくにわからずに若宗匠にはご迷惑をおかけするかもしれません。
ですが本日は精一杯務めさせていただきますのでよろしくお願いいたします。」

「大丈夫だ。お前のフォローは俺がする。」
俺がそういうと、ようやく牧野にいつもの笑顔が戻ったのだった。





******************************
この微妙に甘いのか?っていう空気を大樹君はどう思ってみていたのでしょうねぇ(笑)

この後彼はガンガン来るのか・・・どうなるのか・・・

わたしにもわからない(笑)
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- 2 Comments

miumiu:『姫』  

花さま

花さんはガンガンに一票ですね(笑)
わたしもガンガンいかれて、焦る総ちゃんもいいなぁとおもうのですよ
でもそこで自信家な総ちゃんもみたい気がする


あぁ、欲張りなわたし(笑)

2016/09/14 (Wed) 23:58 | EDIT | REPLY |   

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2016/09/13 (Tue) 22:43 | EDIT | REPLY |   

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