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in ・家族改造計画

家族改造計画 3章-9

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西門さんのお邸に連れてこられたけれど、
ここで食事をするとも思えないし・・・
なんでお邸なんだろう?

私が、そんな事を考えていると
「うまいもん食いにいこうかと思ったら、車に乗り込んでお前が眠りこけてすぐに、
家元夫人から電話がはいったんだ。
今回の茶会の件で家元夫人と後援会の幹部から、俺達に話があるってな」


そういって私たちはお稽古で使った部屋でまっていた。

しばらくすると、家元夫人と後援会の方が静かに部屋に入ってきた。


俺にとって家元夫人は、家族とはいえど仕事においては上司でもあるワケで、
当たり障りない挨拶だけをして家元夫人の言葉を待つ。


家元夫人は俺と牧野が、座っているのを見ると少し微笑んで、
「先日茶会にいらして下さった園田さんの会社で、
茶道部を立ち上げることになったそうです。

それで指導してくださる方を探しているそうなんですが、できれば牧野さんに頼みたいといってきたんですよ」


その話を聞いた俺は、牧野はまだ人に教えられるほどのことまでをやらせてはいないので、
「牧野はまだ、そこまでは・・・」
と言葉を濁す。

その言葉を待つように家元夫人が言葉を発する
「牧野さんにお茶をお教えしてるのは総二郎さんですから、総二郎さんにうかがおうと思いましてね。」

牧野さんは筋はいい方なのでしょうけれど、
人に教えるとなると勝手が違いますものね。

でもね・・・園田さんは、牧野さんにお願いしたいといっているのですよ。
よほど牧野さんにご執心なのね。

そういうとフフフっと笑う。

いや、のんびり笑ってる場合じゃねーんじゃねーの
そんなことを思いながら家元夫人と後援会の幹部の方を睨み付けるように見た俺は、

「そういう理由でしたら、俺がいきますよ。」
思わず俺はそうこたえていた。


牧野は、俺の弟子だからと同行させる。
そして俺が教えてる間のサポートを牧野にしてもらえば
牧野に会いたがってる、園田さんにもいろいろ言われることはないだろう。



そして園田さんの会社の稽古の初日

俺は牧野を連れて、園田さんのところへいった。
受け付けで園田さんを呼んでもらう。

受付の女性がザワザワとしているが、
俺にとってはどうでもいいことだった。

案内され部屋に行くと、園田社長の息子が笑顔で俺と牧野を迎え入れてくれる。
「どうぞ、おまちしておりました。」
そういって専務室に案内される。


俺は挨拶だけすませると、本題にはいる。
「今回の件ですが、西門流にお声がけいただきだきましてありがとうございます」

こちらで茶道部をたちあげるとうかがいました。

「家元夫人からうかがつております。
若宗匠が稽古をつけてくださるそうですね。

普段若宗匠は限られたお弟子さんしかもたないとうかがっておりましたので、
うちの部員も喜ぶことと思いますよ。」

「そうですか。
園田さんのご希望には添えませんでしたが、牧野をわたしのサポートとして連れてまいりました。
牧野はまだ人に教えられるまでの事をわたしの方で教えていないので、
こちらにひとりでやることはできませんからね。

わたしのサポートしてこちらにうかがわせていただければ、牧野自身勉強にもなるでしょうから・・・」
そういって隣に控えるつくしをみる。

「園田さま。
こちらにはお稽古時にうかがあわせていただきますのでよろしくおねがいします。」
そういって頭を下げるつくしを見た大樹さんはとても嬉しそうな顔をして、
「牧野さん。大変なときはなんでもうちのものにいってくださいね。
足りないものなどはすべて揃えさせますよ」

園田さんが牧野のてをとろうとした事に牧野がはずかしそうに下を向いた、その様子を嬉しそうにみている。


それから、この後園田さんは、稽古の日には牧野のバイト先まで迎えに来るようになっていた。



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