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in ・家族改造計画

家族改造計画 4章 5

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牧野と園田に何かがあったという事はなさそうな様子だった。

牧野に告白でもしたのなら、あの男は、俺の車に乗せるときに何か次の約束みたいなことを言うはずだ。
友人である俺であっても牽制するかのように・・・。


それがなかったという事は、おそらくあの二人に何かがあったというわけではないのだろう。

それじゃあなにが・・・?

そんな事を思っていると、
「総二郎様。到着いたしました」
運転手が考え事をしている俺にそう伝えてくる。

「あぁ、ありがとう」
そう言って車を降りる。

その時の俺は運転手が驚いたような顔を一瞬した後微笑んでいたことに気がつかなかった。

いつもならすぐに次の事を考えられるのに、
牧野のあの表情が俺の頭から離れなかった。


お前は俺に正直に話すような奴ではないが、
・・・なにがあった?

なぜか、いつもの様にすぐに切り替えられず嫌な予感しかしなかった。


次の稽古の日に、牧野を向かえにしりょうかんにいったが、
牧野は帰ったという。


この間云っていたように用事があるだけなら、顔を出してから帰っても構わないハズなのに・・・
なぜ、俺の事を避けるようにかえるのはなぜなんだ・・・。


そんな事を思いながら稽古に園田さんの所へ向かう。
そこには少し悲しそうな表情をした園田さんがいた。

「こんにちは。どうなさいました?」
俺がそう声をかけると、

「・・・やはり。いらっしゃらないんですね」
そういうと少し悲しそうな表情を俺に向けて、
「すいません。牧野さんが今回来られないのは、私のせいかも・・・しれません。」


園田さんのせいって・・・
やはりこの間何かあったのか?

俺は厳しい顔をしながら園田を見る


園田は申し訳なさそうに
「この間、忘れ物を取りに来た牧野さんが。稽古後この部屋にいた人にひどいことを言われたんだとおもいます
私は部屋のの外で待っていたので、何を言われた課までは聞いてませんでしたが・・・」

学生時代から俺達の近くにいる事でいろいろ言われていたのは知っている。

どんなことを言われたのかを聞いても牧野は決して口を割らなかった。
だから桜子に聞いたことがあった。

牧野が俺達と仲良くしてることでどんな風に言われているのか。

牧野自身は
「周りにいろいろ言われたからからって友達をやめるのはおかしいでしょ?
いろいろ言ってくる人達だって、本当はただ、あんた達と仲良くなりたいだけなんだから・・・
いちいち気にしてたってしょうがないよ」
そんな事をいっていた。


その時俺は、コイツはスゲーなと思ったことがあった。
人の意見に流されず、自分のなかに核を持っている
まだ高校生や大学生くらいでそんな風にいられる人なんて少ないんじゃないか?
と思っていた。


今回もそんな風に牧野にいろいろ言った人間がいるというのか?
いつまでも子供みたいにくだらなく、人を肩書や、地位、財力でしか見れない人間がいるという現実が
哀しかったが、俺らの周りにいる、牧野や桜子や優紀ちゃんがしっかりしてるだけで、
まだまだ親の脛をかじって就職してる人たちからしたら、自分たちの感覚が普通だと思うのかもしれない。

だが、俺の・・・西門の関連会社に就職したからこそ、牧野をそうゆうのから守ってやりたかった。

誰で会っても牧野の人柄を知らずにいろいろ言う事を許せるはずがなかった。


「園田さんがわかる範囲で結構です。誰が言ったのかなどは分かりませんか?」
俺の表情が思ったより厳しかったんだろう。

園田はすこしおどろいた表情をしたが、
この間起きたことを話してくれたのだった。




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