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in ・家族改造計画

家族改造計画 4章-9

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忘れ物を取りに戻って西門さんの車で送ってもらう。
その車に乗りながらつくしは色々なことを考えていた


忘れ物を取りに戻った茶室でつくしは村瀬佐絵子から言われた言葉を思い出していた。

いつもそう・・・だったっけな

私は西門さんやみんなの傍に居ちゃいけないのに・・・
私のせいでみんなまでいろいろ言われちゃうの。

分かってたはずなのに・・・

学士時代から言われていた事だったから
わかっていた・・・ハズなのに・・・

みんなといるのは楽しくて、西門さんの傍にいるのはとっても居心地が良くてみんなの側から離れられなかった。

園田さんも、とっても優しい方だけど・・・

わたしなんかが近くをウロウロしちゃいけない人なんだよね。
あんなふうに言われて悔しくて頭にくるよりも、ホントそうだよね。としか思わなかった。


改めて忠告してもらえた今のタイミングが、みんなからの離れ時なんだろうか?

そんな事を考えていると、車はアパートにつく。
つくしは車を降りると総二郎の座っている方に行く

西門さんが心配そうに窓を開けて私を見てくる。

お願いだから・・・そんな風に見ないで・・
まっすぐに見つめられると、私が今思っていることを見透かされてしまいそうだから・・・。

それを西門さんには悟らせないように笑顔をみせる。

「・・・次回のお稽古の時は、私、用事があるんだ。
だから行けそうにないの。
ごめんね。すっかり忘れてて・・・

園田さんにもその件は話しておくね」

頑張って勘がいいこの人に気づかれないように、嘘をはく。


それだけ言うと、西門さんの顔を見ずに部屋に戻る。
私が行けない話をした時に一瞬みせた西門さんの表情が忘れられない。
だけど・・・
少しずつだけれどみんなと距離を取ろうって考えていた。
部屋に戻った後も一人で・・・いろいろなことを


そんな風に一人で考え込んでいるときに、つくしがテーブルの上に置いた携帯が鳴る。

思わずビクッとしてテーブルを見てしまっていた。
誰だろう・・・

誰だろうこんな時間に・・・
そう思いながら電話の相手を確認すると、電話の相手は桜子だった。

ホッと胸を撫でおろし、電話に出る。
「はい。」
「先輩?17日あいてますか」
17日って・・・今度も園田さんのところに行かなきゃいけない日だってけれど

私は2人の傍に居ちゃけないんだし、西門さん目当てで習いに来てくれてる人が多いから
私がいなくても、西門さんに園田さんがいればあそこは十分だろう。

あんなふうに話したこともない相手から強い敵意の様な眼差しを受けるものほど辛いものはない

そんな事を考えていたら
「・・・えっ?空いてるけど・・・」
と思わず返してしまっていた

そう答えた私に桜子は電話口で軽く笑うと
「そうですわよね」先輩が空いてないわけないですよね(笑)」

そんな他の人に対してならだいぶ失礼なことをいぅていた。
「・・・うん」
「最近オープンしたお店があるじゃないですか?
あそこに行きません?」
桜子とは大学を卒業してから電話をすることは多くても、会うのはホント久しぶりだった。
食事なんてどのくらいぶりなんだろうか

送ってくれた西門さんと話した時は、予定が空いてるのに・・・

ホントはお稽古のためにあけてあった
でもあんなふうに言われてまで、西門さんの傍にいるなんてしちゃいけない事なんだよね。
だから、私は桜子の誘いに乗ったのだった。
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