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in ・家族改造計画

家族改造計画 5章-7

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西門さんから、映画の試写会に誘われた。

用事があるといって断ってしまったけど・・・
ホントは見たかった映画だったし、誘ってもらえてすごくうれしかったの。
でも・・・

でもね西門さんには言えないままになってしまったけれど、一緒になんて行けるわけないよ。
展示会であんなことを言われたのに・・・。

*******************
西門さんと一緒に茶器の展示会に来た。

お稽古の時に使っている茶器はいつも西門さんが稽古の前に選んでると聞いて
私は茶器に興味を持った。

調べていくと焼き物の事から茶器の絵の事、いろいろとつながっている事が楽しくて
機会があると、図書館で調べ物をしていた。

それでも気になるところがどうしても載ってなくて・・・

半ばあきらめかけた時に、西門さんが資料をくれた。
それをパラパラみていると、ずっと気になって調べていた事がそこには載っていた。

これだわ。
そう思ってその資料を見つめていると、西門さんから
茶器の展示会に招待されているから一緒に行くか?と声がかかる。

えっ?
わたし?
私が一緒にいっていいの?
そんな事を思いながら、西門さんから目がはなせなかった。

展示会の会場に行くと、そこには他にも招待されたであろう人たちが、たくさんいた。
西門さんがさっそうと車から降りると、
その場で話し込んでいた人たちが西門さんを見て
「若宗匠がお見えとは・・・」
そういって西門さんの周りによって来る。

西門さんはいつも心を許した人間以外に見せる笑顔を浮かべて、
「お久しぶりでございます。」
そう言ってきれいに頭を下げる。

その場にいる全ての人が、西門さんのその美しい所作に見惚れている。

その静寂を破ったのが、後援会の会長の立花氏だった。
大柄な体に豪快な笑みを浮かべると西門さんに近づいてきて握手を求める。

西門さんは笑顔を浮かべると
「お久しぶりでございます」
そういっている。

「今日はまたかわいらしいお嬢様をお連れですなぁ」
私のほうをチラッと見るとそんな風に言ってくる。
その言葉に西門さんは笑顔をみせると
「私の弟子でもあり友人でもあります、牧野です」
そう私の事を紹介する。

立花氏は私見て笑顔になり、頭を下げてくれる。
そして西門さんと話始めると、奥にいる人達が西門さんを呼びに来た。

「若宗匠。こちら財団法人の・・・」
「このたび輸出ビジネスを手掛けることになりました・・・」
などいろいろな人に囲まれて挨拶を受けている。

その様子を私がボーっと見ていると、立花氏が私に話しかけてくる。
「牧野さんと言いましたね。あなたはどんな手を使って総二郎君のお弟子さんになったのかな?」
そんな事を聞いてきた。

どんな手をって・・・
別にどんな手も使ってないけど・・・。

そう思いながら立花氏に問い返す
「どんな手と言われましても、どういった手を使ってもおりませんので」
そういうと立花氏は私を見据える。

その瞳の力の強さに私が何も言えずにいると、
「総二郎君はね、今まで誰も弟子を取らなかったんだよ。
男性女性に関わらずね。
それがどうしてかわかるかい?

あなたの様な女性の場合だと、総二郎君の恋人じゃないかと邪推する者もいるんだよ。

総二郎君には・・・というより西門流の次期家元には、ウチの娘の映見が将来の次期家元夫人として嫁ぐことが内々に決まっているんだよ。
周りも何もいわないが、そう思っているんだよ。

祥一郎君が後継者だったが、祥一郎君は別の道へ進むと言って出ていたった。
という事は自然に映見の結婚の相手は総二郎君という事になるだろう。

それなのに君みたいな邪魔が入ったら・・・」
立花氏はそんな風に言ってきたのだった。




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