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in ・家族改造計画

家族改造計画 6章-1

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映見が牧野と会っていろいろと話したと聞いた時、
俺はその話を聞きながらも、牧野と園田の様子が気になっていた。

牧野は園田をどう思っているのかはわからない。
だが、園田の方は明らかに牧野を好きなのが分かる。

園田は明らかに言葉にしているし、牧野の視界に入るようにいろいろと誘いをかけていたりしていた。

あの園田のアプローチにいつか牧野が堕ちるかもしれない。
そうなったら俺は、牧野と園田を祝福してやることができるのだろうか?

そんな思いを抱えながらも、
今後の打ち合わせという事で、園田と西門邸近くのカフェで待ち合わせをしていたことを思いだし
俺はそこに向かった。


いつもなら、牧野にも一緒に来てほしいというのだが、
今回は俺と二人で打ち合わせをしたいという。

俺は園田が待つカフェに向かう。


カフェでは園田が窓際で静かに本を読んでいた。

カランカラン
「いらっしゃいませ~」

店員のその声に、園田は顔をあげてこちらを見る。
その様子に店の中にいる女性たちが、チラチラと園田を見ている。
「すいません。こんなところにお呼びして・・・」
「・・・いいえ」
周りにいる女性がチラチラこちらを見ている

そりゃそうだろう。
男二人がこんなところに居れば、注目もされるに決まっているからな。

「いえ、別に・・・」
俺がそれだけしか返事をせずにいると、
「この後、つくしちゃんと待ち合わせなんですよ。
つくしちゃん最近このお店がお気に入りなので・・・。」
そういって女性が見たら惚れてしまうだろうくらい綺麗な笑顔を俺に向ける。

俺は、この後牧野と待ち合わせしているという園田の言葉に、心の奥がギリっと痛むのを感じながら
「そうですか?牧野とここで待ち合わせですか?
牧野は園田さんとよく色々な所へ行っているようですね。

牧野の兄の様な存在として、感謝していますよ。
ありがとうございます。

あなたなら牧野を大事にしてくれるでしょうから・・・」
園田に笑顔をみせてそういうと、園田は俺をジッと見て

「あの時・・・若宗匠と後援会のお嬢さんで試写会に行ったときに、
僕はつくしちゃんと近くで食事をしていましたよ。

つくしちゃんはあなた達を見て、言葉もなく立ち尽くしていました。
僕が抱きしめた時、つくしちゃんは凄く震えてましたよ。」

園田のいう牧野を抱きしめたという言葉に、
俺は思わず立ち上がり殴りそうになる衝動を抑えていた。
その時の俺の表情が険しかったことにこの時の俺は気がついていなかったが、

俺は園田に対して
「・・・本気なんですよね。大事にしてくれるんですよね?
園田さんは本気でアイツを・・・?」
そう言葉を発するだけで精いっぱいだった。

その俺の言葉に園田がしっかり俺を見て
「・・・本気ですよ。僕は、つくしちゃんと会ってから、他の女性なんて目に入らないくらいにつくしちゃんだけを思っていますよ。」

総二郎にハッキリとそう答えた大樹は
「・・・ただ。つくしちゃんはどう思っているのかはわかりませんけど・・・
僕が見ている限りつくしちゃんは、あなたの事が好きなようですが・・・」
と言葉を続けようとしたが

総二郎は仮面の笑顔を貼り付けると
「あいつは遊びで付き合える女じゃありません。園田さん、牧野を大切にしてやってください」
そういって頭を下げるが、顔をあげた時に一瞬切なそうな、苦しそうな表情を見せる総二郎に

大樹は小さくため息をつくと
「僕だけが知っていて、あなたが何も知らないのはフェアじゃありませんね。」

そういって大樹は、つくしと会っているときにどんなことを話しているのかを
総二郎に話すのだった。

それを聞いた総二郎は、園田とつくしがあっている話にこれだけ心が乱されるのはなぜなのかを
はっきり自覚するのだった。

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