in スポンサー広告

スポンサーサイト

-- COMMENT
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • Share
in ・イベントSS

恋人たちのクリスマス~総二郎君の受難~ 【後編】

-8 COMMENT
耳を澄ませて、一言一句逃さぬように会話を聞いていると、
先ほど俺をここまで連れてきたじーさんの声が聞こえてきた。

「今日は家族の方も喜んでくれたようでよかったのぅ」
その言葉に続く人の言葉を聞いて俺は驚いていた。
「えぇ、玄さん。つくしちゃんのおかげで無事に済みましたね。」
・・・なんで?何で親父がココにいるんだ?
親父は先週から神戸に行っているはずだ。

確か秘書の伊東がそんなことを言っていた。

それがなぜ?
そんな事を考えていると、俺が案内された部屋にまで言いにおが漂ってきた

なんだ?
甘いにおいがするぞ?

そう思っていると、お袋の声が聞こえてきた。

あの人もここにいるのかよって事は・・・。
つくしもいるんだろうな。
頼まれたっていうバイトは親父とお袋がらみなんだろうと今ならわかる。

「皆様、今日はお疲れ様でしたわね。
つくしちゃんがお手製のケーキを作ってくれたの。
さあさあ召し上がって下さいな」

お袋のその話声を聞いて、他にもたくさんの人がいることに気付く。
みんなにつくしが作ったケーキを振舞っている。

そのケーキを口に含みながら、笑顔になった金崎老人が
「つくしちゃん今日は本当に申し訳なかったね
本当は彼氏と約束があったりしたんじゃないのかい」
サラッとそんな事を聞いてくる。



金崎さまの思っていらっしゃる思いをおばさまから聞いて、
今回のイベントで子供たちが喜ぶ顔を見たいって思ったんです

それを身近で見られないことがすごく悲しいと思いました。
金崎さまやおばさまたちが、どうしても私にお願いできなかしら?と
行ってくださったのは本当だけれど、
やりたいと決めたのは私自身だった。
彼にはうまくそのことを説明できなくて喧嘩になってしまったけれど・・・。

つくしは言葉を選ぶように
「彼とは正直一緒にいたいとは思いますが、
今日は一緒にいられなくても、いつでも一緒にいられる。

それに彼ならきっと、おじ様とおばさまが力を入れて行っている
このプロジェクトをきっと理解してくれるはずです。

彼はそんなに心の狭い人ではありません。

でも、彼がわたしとクリスマスを過ごしてくれることを、
とても楽しみにしてくれているのを目の当たりにしてしまったら、
毎日帰りの遅い彼にいつ話したらいいだろうって考えてしまってギリギリまで言えなくて、
その結果が彼をを怒らせることになってしまって・・・。」

そういって寂しそうに俯くつくしを見た金崎老人は総二郎のいる部屋の方を見ながら
嬉しそうにケーキを口に含む

「じゃあ、本当はこのケーキはかれとたべようとおもったんじゃな?」
そう尋ねる金崎老人に、家元夫人が
「ケーキだけじゃないわよね。
このごちそう全部、お付き合いしてる人と食べようとして作ったんですものね?」
そういいながら総二郎のいる部屋に目をやる。


つくしはのそういわれた言が恥ずかしくて俯いた顔を上げることができない。
「彼が連れて行ってくれる、普段では食べないようなすごく美味しい食事を一緒に行くのが嫌なわけではないんです。
ただ私は、いつも過ごす場所で彼とリラックスして過ごせたらって思っただけなんです」

そんな風に言うつくしの姿を見て金崎老人が、家元夫妻と目配せをする。
「今日無理を聞いてくれたつくしちゃんに爺からクリスマスプレゼントがあるんじゃよ」
そういうとその言葉を聞いて総二郎が連れられた部屋の側にいた家元夫人のお弟子さんが
その部屋の戸を開ける。

そこにいる人物をみてつくしはめを見開いたまま動けなくなっていた

「・・・そ、・・・総? なんでここにいるの?」

そういわれた総二郎は、つくしの方にまっすぐに歩いていく
「なぁ、つくし。約束したろ?
仕事で家を空ける時以外は、できる限り二人で過ごそうって・・・」

笑顔でつくしにそう告げた総二郎は、つくしを胸に抱き締めて顔を埋める。

顔を上げた総二郎に、金崎老人が声をかける
「西門の若さん。ワシは西門の後援会に入るように手続きをさせてもらったがの
それはつくしちゃんが西門におってくれるからじゃ。

つくしちゃんがおれば将来の西門流は安泰じゃとおもったからじゃよ。」
笑顔でそう告げる金崎老人。

それを聞いた総二郎はつくしの隣にならび金崎老人に頭を下げる。
「・・・後ろ盾のないつくしの後ろ盾になっていただきましてありがとうございます。
金崎さまがお力添えをくださって、とても心強いです。
私は、必ずつくしを大切にします。

ですから今後ともつくしの後見をおねがいしたいと思っております。」
そう言われた金崎老人は
「やはり親子じゃのう。
家元夫妻からもそのように言われたわい」
そういってお茶をすすっている

それだけ言うと、
「つくしちゃんも彼とゆっくり過ごしたいじゃろうから、爺たちは帰るとするかの」
それが合図になったかのように、その場所に集まっていたプロジェクトに参加していた人たちが
バラバラと自宅に帰っていく。

残されたのはつくしと総二郎の二人きり。

2人の間には少しの間、静寂が包んでいた。
先に言葉を発したのは総二郎だった。
「お疲れさん。今日頑張って働いたお前は、サンタクロースにどんなプレゼントをリクエストしてるんだ?」
そういってつくしの頬に触れて笑顔をみせる。

つくしは総二郎の笑顔を見て心臓が早鐘を打つのを自覚していた。
つくしに笑いかけた総二郎に笑顔をみせながら、
「・・・ものが欲しいんじゃないの。私は大好きな人がずっと、私の側にいてほしいと思っているの」
そういって総次郎を見上げてくるつくしのあどけない表情に、

お前それは反則だろ?
そんなこと言われたら・・・
お前がいくら離れた言っても離さねーから覚悟しとけよ。



そういって二人の夜は熱く濃厚に過ぎていくのだった。
クリスマスの夜に、愛し合う二人のもとに天使が舞い降りるのだった。




*****FIN

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
クリスマスにデーとの予定がつぶれ、類と会っていたのか?と疑いたくなる
つくしのサンタ待ち受け画像と共に呼び出された総二郎。

呼びだされた先には、家元夫妻と金崎さまが揃っている・・・

ラブラブに過ごしたい総二郎君には、事ある毎に邪魔が入った
受難な受難な日でしたが・・・


総ちゃん。うまくいってよかったね。
はぁ、ハッピイエンドにできて私も一安心です。


***
皆様も大切な人たちとハッピーなクリスマスをお過ごしくださいませ。
姫は皆様にハッピーをお届けするのが幸せなのです(*´∀`*)

スポンサーサイト
  • Share

- 8 Comments

miumiu:『姫』  

りおりおさま


類くんクリスマスイベント開催してたんですね。

そんな忙しい時にお誘いしてしまって・・・
申し訳ないような、でも読みたかったからいいような(笑)

楽しいイベントになりました。
ありがとうございました。

またご一緒出来ますように・・・。

2017/01/01 (Sun) 09:57 | EDIT | REPLY |   

miumiu:『姫』  

yukikoさま

私はクリぼっち・・・でした( TДT)

そう、つくしちゃんは正しい(笑)
総ちゃんがつくしちゃんのことになると周りが見えなくなりすぎて、心が狭くなるだけで(爆笑)

男性の方が物事を見る視界が狭くて、プライドばかり高い気がするんですよね。

いつも細かく読んでくださってありがとうございます。

2016/12/28 (Wed) 05:06 | EDIT | REPLY |   

miumiu:『姫』  

花さま

今回も一緒にコラボありがとう

私もたぶん、ブーたれる(笑)

なんてつくしちゃんはいい人なんでしょ

まとめやくは、苦手なんですが皆さまのご協力のお陰で無事に終われました。


また、ぜひご一緒しましょうね

2016/12/28 (Wed) 04:56 | EDIT | REPLY |   

miumiu:『姫』  

Gipskräuterさま

コラボありがとうございました。

皆さんのを読んでると、ホントいろんな発想があって楽しいなと思います。

いろんなところを読み逃げしてあるいていたら
今回のメインは総ちゃんなの!?
と思われた方もいたようで、そんな風に注目してくださってる方々のたくさんいるだと実感しました。

いろいろとご心配とご迷惑をおかけしました。
ありがとう。

のんびりたのしくやっていきましょう
これからもよろしくね

2016/12/28 (Wed) 04:48 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/12/28 (Wed) 00:17 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/12/27 (Tue) 02:27 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/12/26 (Mon) 09:08 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/12/26 (Mon) 00:19 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment

記念日はあなたと・・・ 前編 ~つくし誕生日SS~
PREV
NEXT
恋人たちのクリスマス~総二郎君の受難~ 【中編】