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in ・イベントSS

記念日はあなたと・・・ 中編 ~つくし誕生日SS~

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「・・・って事は、店長今一人でやりくりしてるんですか?」
「そうなんだよ。牧野さん前から27日から29日まではお休み入れてたのは分かってるんだけど
来てもらえたらすごく助かるなって思ったんだ。」

そういわれてしまい少し気持ちがぐらつく。
店長はいつもうちの事情も知ってなるべくバイトをたくさん入れてくれて、何個もバイトを掛け持ちしないで異様にしてくれていたし、まかないを持って帰って食事に充てたりさせてくれていた。
娘みたいによくしてくれていたから、こうゆう時はなるべくなら答えてあげたい。

・・・だけど・・・

「すいません。ご協力したいのですが、どうしても今日からの休みは・・・」
それだけ言うと店長も申し訳なく思ったらしく
「・・・そうだよね。牧野さんもせっかくのお休みだもんね。彼氏とかと予定入ってるよな。ゴメンね。
こっちは大丈夫だよ。神崎さんがくるまで頑張って乗り切るから」
そういうと電話が切れた。

いつもよくしてくれる店長が頼ってくれるときに、答えてあげられなくて、申し訳なく思っていると
「どうした?」
わたしの部屋にある雑誌をパラパラめくりながらコーヒーを飲んでいた総が声をかけてきた。

「・・・あ、あのね。バイト先の人がね・・・」
簡単に事情を説明すると

「・・・そっか、つくしがいつも世話になってるバイト先だもんな。
つくしなら、店長が大変だからバイトに行っていいって聞きそうだよな」
総二郎がそういった言葉につくしは俯く

確かに大変だろうから助けたいとは思う。
いつもよくしてくださるし・・・


だけど、総は家元の後を本格的に継ぐために精力的に仕事をしていて
こうゆう時しかゆっくり遠出なんてできないことを考えると、この休みをバイトでつぶしたくないよ。

他の時に振りかえて休みを取ってもらうなんてなかなかできなくなるだろうし・・・
なにより久しぶりの総とのデート・・・お一番私が楽しみにしてたんだよ。

そう思っていてもうまく言葉にできないでいると、
下から私を覗き込んで、心配そうな表情をしていた総が笑顔になってギュッと抱きしめてくれる。


「・・・そうか。そんなに楽しみにしててくれたのか?
つくしはそうゆう気持をあまり言葉にしないから、俺ばっかりが好きなんじゃねーかって考えちまってたりする時もあったけど・・」
そういって私を抱きしめながら首元に顔を埋めてチュッとキスをしてくれる。

私がびっくりした表情をしていると、
「お前、いつものクセが出てるぞ」
笑いながらそういってくる

いつものクセって・・・。

「つくしはいつも考え事しながらいっぱいいっぱいになってるとブツブツ言ってるだろ?」

えっ、もしかして独り言で変なこと言ってたの?
やだ、恥ずかしい
そんな事を思っていると
「まぁ、俺は普段聞けない、つくしちゃんの熱い告白を聞けたけどね」
そういいながら抱きしめてる腕に少し力がこもる。

「つくしの気持ちはわかるけど、俺にとっても今日は一番大事な日だから・・・」
そういいながらどこかに電話をかけていた。

ひと言ふた言電話の相手と話をしていると総が
「つくし、行こうか?」
そういって総の乗って来た車に乗せられる。

静かに走りだした車がついた場所は、バイト先のカフェだった。

えっ・・・。
何でバイト先に?

今日久しぶりに総と遠出するのを楽しみにしてたのに・・・

そんな事を思っていると、カフェの外にいる人に
私の手を握って自分のコートのポケットにつないだ手を入れていたほうではない
空いてるほうの手を上げて総が誰かに挨拶していた。

私の方からは気に隠れて顔が見えにくかったけれど、
その人に近づくにつれて誰に挨拶をしたのかがはっきり認識できた。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
つくしちゃんバイト先まで連れて来られちゃったよ。

あんなうれしいことを言われた総ちゃんが
「しょうがないなぁ」ってなったのかなぁ?

いや、エロ門さんならあそこまでいわれたらバイトにはいかせない気がするんだけどなぁ・・・。
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