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in ・イベントSS

恋人たちのクリスマス~総二郎君の受難~ 【前編】

-6 COMMENT
♪♪♪
Joy to the world, the Lord is come!
Let earth receive her King;
Let every heart prepare Him room,
And heaven and nature sing,
And heaven and nature sing,
And heaven, and heaven, and nature sing.
♪♪♪

クリスマスによく耳にする曲が町のいたるところで流れている。
この曲が流れていると、クリスマスが近づいてきていることを感じる。

普段はクリスマスなどのイベントなどを意識してない俺も、
つくしと付き合うようになってからはこうゆうイベントごとを気にかけるようになっていた。


そしてクリスマスイブの夜・・・
世間の母親たちは、子供をそうそうに眠りにつかせる
「早くいい子で寝ないとサンタさんが来てくれないわよ」
そんな事を子供の枕もとで話ながら・・・。

世界中の子供だちが、靴下をぶら下げて、
「ねぇ、ママ僕ねぇ。ゲームが欲しいんだぁ」
そんな事を話しながら眠りにつく

そして親たちは
「いい子にしてようね。サンタさんがプレゼントを持ってきてくれるよ」
と行って子供たちに規則正いし生活を送らせる



*******************
都内某所
ここでは年配の男性達がサンタクロースの衣装に着替えていた。
そこに用意されていたのは、口髭と、サンタの衣装と帽子。

そう。都内の某所であるこの地域では、
サンタクロースはこの地域の老人会のおじいちゃんたちが、
一日限定のバイトとして行っているのだった。

この地域の子供たちは、小さい頃から大人たちの仕事での人間関係を見てきている子供が多いので、
総二郎の子供の頃の様に勘のいい子供たちが多く、

実はここ2年くらい、自分の親がプレゼントを用意しているのではないかと思い始めていたのだ。

子供の夢をまだ摘み取りたくない親たちは、
老人会のおじいちゃんと地域の子供会などの集まりで話していた。
そんな時に、老人会の代表のおじいさんが
「我々は時間を持て余しておるから、この日だけサンタになって
プレゼントを配るというイベントを行うというのはどうじゃ」
と声をかけていたのだった。

地域の集まりに、この地域の子供たちの家庭教師兼、将来の西門夫人として、
つくしは、ご婦人方や老人会のご老人たちにお茶を出しながら社会勉強中だった。

その集まりにお茶出しとして頻繁に顔を出すようになっていたつくしは
プレゼントを配りにご老人たちが回る地域を決める係などやらされるようになっていた。

実はこのイベントは西門流と金崎コンツェルンの企画で、
少しでも地域、社会に何かを還元しようと企画したことだった。

そのためこのイベントはサンタクロースプロジェクトと呼ばれていた。

老人会の代表をしている金崎老人は、普段から活動的な人のため、
今は金崎コンツェルンの会長になり一人で自由に動きまわれない立場になっていたが、
つくしが家庭教師に行っている津川工業の社長の家の庭を身分を隠し、
半ば趣味で剪定をしていた。
その際に何度か顔を合わせるようになっていたつくしと、いつしか茶飲み友達二なっていた。

その金崎老人が別の家の選定をしているときに誤って庭の剪定していた木から落ちてしまい
怪我をしてしまう。

幸いにも打撲で済んだが、とてもではないがサンタクローズプロジェクトのイベント本番である
クリスマスイブを目前にサンタクロースになることができない金崎老人から声をかけられる。
「つくしちゃん。頼みがある。つくしちゃんにしか頼めないんだ」
そういって金崎老人からある事を依頼されたのだった。


クリスマスプロジェクトは、地域の児童養護施設で生活する子供たち、
親からの愛情を直接受けることができなくなっているこの子供たちにも、
通常の家の子供たちにも同じように楽しんでもらために行っていたのだった。

施設の園長から子供たちの欲しいものをそれとなく聞いてもらい、
通常の家庭の子供たちからは親画用意して枕元に配っていると思われないために
親たちから子供の欲しがっているものを聞いて、プレゼントを用意して、
西門会館の別室にあたる倉庫のようなところに保管されていた。


金崎老人から頼みごとをされたつくしは、総二郎と一緒に住んでいるマンションに帰ってくると
翌日、朝早くに地方に行くはずの総二郎がまだ起きていた。

つくしは西門の家元夫妻から仕事を頼まれて遅くなると話してあるため
普段ならつくしの帰りが遅いと心配して迎えにくる総二郎も、部屋で待っていてくれていた。
「おかえり。きょうはいつもより遅かったな。
家庭教師とお袋達から頼まれてる仕事はいつまで続きそうなんだ?」
そんな風に声をかけながら総二郎は、寒空の中遅く帰って来たつくしに温かいミルクを沸かしていた。

つくしと一緒に暮らすようになってから総二郎もコーヒーを入れるくらいの事は自分でするようになっていた。

つくしはいつもと変わらず温かいものを渡してくれる総二郎に申し訳ないと思いながらも
恐る恐る総二郎が聞きたくない言葉を口にする。
「・・・あのね。総。話があるの。座ってくれないかな?」
総二郎から渡された温かいミルクをひとくち、口に含みながらそういうと、
そのつくしの様子から、ただならぬものを感じた総二郎はつくしの隣に腰を下ろすと、
うつむくつくしの顔を覗き込む。
「・・・なんだよ。話って」
そう聞いた声が思っている以上に震えていることに思わず苦笑いを浮かべたが、
「ごめんね総。クリスマスイブ・・・一緒に過ごそうって約束してたのに・・・一緒に過ごせなくなっちゃった。」
総二郎にそう言ったつくしの言葉を心の中で反芻した総二郎は

「お前。それ、どうゆう事だよ?」
聞きたいことはたくさんあるのに、そんな言葉しか出てこない。

「ごめん。バイト・・・おばさまたちにたのまれてるバイトなんだけど・・・。
どうしてもって頼まれちゃったんだ」
「お前。その日のバイトなんていくらでも代わりの人間を・・・」
「・・・だって・・・。私にしか頼めないっていうんだもん。」
そういって顔をあげたつくしの真剣な眼差しに総二郎も言葉が出ない。

「・・・勝手にしろっ」
総二郎はそれだけ言うと、寝室に籠ってしまったのだった。

そしてクリスマスイブまでの日々を二人は、
喧嘩したカップルのように余所余所しさが残ったまま過ごしたのである。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
二人のラブラブなクリスマスを期待していた総二郎君ですが・・・

どうやら、二人でラブラブ、イチャイチャとは過ごせないようですよ~。
さてさてどんなクリスマスになるのかしら・・・?
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- 6 Comments

miumiu:『姫』  

向日葵サマ

こんばんは
コメントありがとうございます。

やっぱりハッピーエンドがいいよねって思ったので今回頑張りました(笑)
今日明日のお休みはリフレッシュして、グータラに過ごしたいと思います(笑)

向日葵さんは風邪ひかれたんですか?
おしごと年末年始もあると言ってましたよね?
無理しないでくださいね。

2016/12/24 (Sat) 23:45 | EDIT | REPLY |   

miumiu:『姫』  

asuhanaサマ

ホンマもんにサンタになりま~す。

こちらこそいろいろとご協力ありがとうございます。
楽しいイベントになりましたね。

丸ごとチキン・・・いいなぁ
お皿持っていくから分けて~(笑)

2016/12/24 (Sat) 23:42 | EDIT | REPLY |   

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2016/12/24 (Sat) 22:22 | EDIT | REPLY |   

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2016/12/24 (Sat) 17:43 | EDIT | REPLY |   

miumiu:『姫』  

yukiko様

コメントありがとうございます。
だいぶ、メンタルも回復・・・仲良くしてくださる作家の皆さまの楽しいお話とか
ずっと我慢していかないようにしてたところに行くようにして
元気回復に努めてきました(笑)


おかげ様で気分の紛らわすことができて、
だいぶ元気になってきましたよ~

恐怖もそうですが、周りの男性陣に振り回されて、だいぶ男性不信気味・・・
になってました。

まぁそこはゆっくり回復ですね。
今はおひとりさまでも大分楽しめますし(笑)

ただ、お話を書くにあたって、全然総ちゃんが出てきてくれなくて、
どうしよ~~~~ってなってました。

明日は『中編』、明後日は『後編』と続きますのでよろしくお願いします。

2016/12/24 (Sat) 10:41 | EDIT | REPLY |   

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2016/12/24 (Sat) 09:09 | EDIT | REPLY |   

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